税理士法人 横浜総合事務所
株式会社横浜総合マネジメント
株式会社横浜総合フィナンシャル
株式会社横浜総合アカウンティング
株式会社横浜総合エクスペリエンス

Column

2024.05.10

経営戦略とは…競争優位の獲得のため!

経営コンサルタントを名乗る実務のたたき上げ中年オヤジ(50歳)が、経営の原理原則を学ぶべくMBA(大学院)に通うことを決意し、日々の学びと気づきを不定期でつぶやきます。

この記事のポイント
  • MBA(経営学修士)での学びを手軽に追体験できます。

第三回目のテーマは…経営戦略の定義とは?

前回のコラムで経営には、3つの領域(市場・マーケティグ、人・組織、経営管理)があるとお伝えしました。つまり、経営していくとは、この3つの領域に対する【戦略】を考え、それを人にやってもらうことだと言えます!
ではここで、戦略と一言でいいますが…正しい戦略の定義とは何を指すのでしょうか??

指導をうけるMBA講義では…
戦略とは、ある企業がもつ『競争優位を獲得するためのセオリー』 であり、競争優位とは他社に比べ経済的付加価値が高い状態を指すとのこと。

(出典:『[新版]企業戦略論【上】基本編-戦略経営と競争優位』ジェイ・B・バーニー&ウィリアム・S・ヘスタリー著、2021年、ダイヤモンド社)

戦略の定義

言い換えるならば…
企業の目的である、ミッション・ビジョンをより高い確率で達成させていくための 自社独自の勝ち筋(パターン)を、各種の分析に基づいて導き出すこと!
業界内における競争が今後どのように展開し、どう利用すれば競争優位が獲得できるかという 問いに対する『ベスト・ベット』こそが戦略と言えます。

さらに戦略は以下の2つの軸に分けて考えることが重要です。
①事業戦略
一般的には商品・製品・エリア区分など、細分化して戦略を考えるケースです。
コストリーダーシップ戦略や、差別化戦略などを選択します。
事業を統括するマネージャー層で判断、実行をしていくイメージでしょうか。
②全社戦略
事業戦略にくらべ、より長期的視点で考えるべき戦略です。
垂直統合(川上・川下への進出)、戦略的提携、多角化、M&A…などが有名です。
時間とお金を要することから、経営層で判断するケースが多いでしょうか。
※戦略の事例については、今後のコラムにて説明していきます!

戦略を決定することは、企業の成果に直接関わることから、大変重要なテーマです。
しかし、この戦略の決定前にある分析を見誤っては元も子もない…。
さらに言えば、その戦略を決定する上での軸となるミッション・ビジョンが確立されていなければ…言わずもがなです。

知らぬ間に発生してしまうケースが
高い品質を求める理念でありながらコストリーダーシップの数勝負の戦略を選べば、アンバランスな商品・サービスを生む結果になり、チグハグな戦略で社員も戸惑う結果に…。

ポイントは【戦略は手段であり、その前のミッション・ビジョンとの連動が必須!】

一度、構築した経営管理の仕組みも、人材・組織の変化や・販売の仕組みの変化に合わせて常に変化していくことが重要です。

経営戦略も、会社が何を目指すのかがスタートです。

ミッション・ビジョン⇒各種分析⇒戦略策定⇒戦略実行⇒競争優位の獲得!
この一連のフローに沿っていくことこそが、【ベスト・ベット】の経営。
次回は…ミッション・ビジョンについて考えてみましょう。

社長!本当に経営、できていますか?

この記事を執筆したのはです
栃倉 恒敬(Tsunetaka Tochikura)
(株)横浜総合マネジメント
代表取締役
上級経営会計専門家
大学卒業後、大手食品会社にて製造から物流、企画、営業までを経験。28歳で財務会計知識の習得を目指し泉会計事務所(税理士法人横浜総合事務所)に入社。2008年㈱横浜総合マネジメントを社内起業にて設立。中小企業の成長、発展を支援するため経営計画の立案、運用を中心とする経営コンサルティング(未来会計)に従事し、2021年より代表取締役に就任。 新規事業立ち上げと、実家の家業を自ら事業承継したリアルな経験を活かし、お客様に寄り添う伴走型のコンサルティグを得意としています。 県内の同業と連携する(株)未来会計コンサルティングの役員など、顧問先の外部CFOも歴任。
TEAMyoko-soは、
経営者様の手となり足となりブレーンとなり、
最も身近なビジネスパートナーで
あり続けます。
045-641-2505

(月~金 9:00~18:00)