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Column

2024.11.01

企業の未来を創るM&A:その基礎とメリットとは?

近頃、企業の成長戦略や経営戦略を考える中で、「M&A」という選択肢が一般的になってきているかと思います。M&Aは企業の事業拡大や新たな事業領域への進出の手段の一つとしてビジネスの世界で非常に注目されています。
その一方で、「リスクが高い」「過程が難しそう」などネガティブなイメージを持っている方も少なくないでしょう。そこでM&Aとはなにか、どのようなメリットがあるのかを具体的に紹介していきます。

この記事のポイント
  • M&Aの基礎知識や、メリット・デメリットが分かります。

M&Aの基礎知識

1.M&Aとは?

M&Aとは「Merger and Acquisition(合併と買収)」の略で、企業同士が合併すること、またはある企業が他社を買収することを指します。企業がM&Aを行う目的はさまざまです。事業規模の拡大、事業領域の増加、技術やノウハウの獲得、経営資源の獲得などが一例として挙げられます。M&Aは、企業の成長戦略や事業戦略として重要な手段であり、その概要を知っておくことが経営判断における次の一歩に役立ちます。


上記は、2014年と2022年の中小企業におけるM&Aの件数を比較したものになります。8年間で15倍以上の数字となっており、中小企業の間でも急激に増加していることが分かります。M&Aというと大企業による買収などのイメージが強いかもしれませんが、今や大企業だけでなく中小企業もM&Aを積極的に活用する時代に変化してきています。後継者問題の解決や資金調達、事業拡大など、中小企業にとってもM&Aは極めて有効な戦略であり、自社の未来を考えていくためにM&Aを正しく理解し、活用していくことは不可欠です。

2.M&Aのメリット・デメリット

次にM&Aについてメリット、デメリットをそれぞれ見ていきます。

メリット デメリット
  1. シェアの拡大:同業他社を買収することで時間をかけることなくシェアを広げることができる
  2. 別事業への参入:異なる業種の買収をすることで収益の柱を増やすことができる
  3. 後継者問題の解決:中小企業の最大の問題である後継者不在という問題を買収企業が経営を引き継ぐことで解決できる
  1. 組織文化の衝突:異なる企業文化や従業者の衝突により生産性が向上しないもしくは下がる可能性がある
  2. 失敗のリスク:買収先が伸びない場合や買収後の統合がうまく進まない場合、M&Aにかけたコストが回収できない可能性がある

今回の記事では、M&Aの概要と現状を踏まえたうえでM&Aのメリットとデメリットについてまとめました。M&Aは成長戦略や事業再編を語るうえで避けることはできない手段であり、正しい知識を持って行うことで大きな成果を得ることのできる可能性があります。また、近年は後継者不在の中小企業がM&Aにより事業を存続させるケースも増えてきています。実際にM&Aを検討する際には、自社の状況や目標に照らし合わせ、どの選択肢が最も適しているのかを丁寧に見極めることが重要です。M&Aは企業にとってチャンスであると同時に挑戦でもあります。今後の自社の戦略の一環として、M&Aの可能性を積極的に考えてみてはいかがでしょうか。
横浜総合事務所では、M&Aに関する各種ご支援、仲介会社の紹介をさせていただいております。M&Aに関する疑問点や質問等ございましたら遠慮なくご連絡ください。

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この記事を執筆したのはです
齊藤 雄太(Yuta Saito)
Team事業承継・税務支援
シニアスタッフ
1995年横浜生まれ。大学卒業後、2018年に新卒で税理士法人横浜総合事務所に入社。
入社後2年弱は所内の製造部門であるTeam会計税務支援に勤務。
2020年より現在のTeam戦略経営に異動し、中小企業・個人事業主を中心に60社ほどのお客様を担当させていただいています。
今後も経営者の方の夢の実現をサポートさせていただくと共に、自分自身も日々成長を続けていきます。
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