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Column

2024.06.12

経営の全体フレームを知る!

経営コンサルタントを名乗る実務のたたき上げ中年オヤジ(50歳)が、経営の原理原則を学ぶべくMBA(大学院)に通うことを決意し、日々の学びと気づきを不定期でつぶやきます。

この記事のポイント
  • MBA(経営学修士)での学びを手軽に追体験できます。

第四回目のテーマは…経営の全体フレームを知る!

前回のコラムでは経営戦略の定義が【競争優位を獲得するためのセオリー】であることをお伝えしました。つまり、経営していく上での一つのゴールは、他社より優先的に当社の商品・サービスがお客様に選んでいただける、状況を創り出すことにあると言えます!

では選ばれるまでに、どんな流れ(ステップ)を構築していくべきなのか??

指導をうけるMBA講義では…
以下のようなフレームで流れ(ステップ)を考える指導を受けています!

(出典:『[新版]企業戦略論【上】基本編ー戦略経営と競争優位』ジェイ・B・バーニー&ウィリアム・S・ヘスタリー著、2021年、ダイヤモンド社)

経営全体のワークフレーム

企業の目的である、ミッション・ビジョンからスタートし
各種の分析手法を用いて、会社の内部環境から外部環境の現状を正しく把握する。
その上で…前回にて少し触れた戦略を検討し選択する。
そして戦略を実行するための、組織・管理システム・報酬制度など仕組みを整える
その結果として…お客様に選ばれる【競争優位を獲得する!】

MBA講義の中で、繰り返し教わるのは…戦略を考える前に徹底して
①ミッション・ビジョン(ありたい姿)を明確にする
②現状(現在地)を正しく把握する
最初にこのステップを間違えると、その後の戦略の選択・実行に大きな影響を与えます。

ミッション・ビジョンの定義の一例として以下のようにまとめてみました。
Mission(ミッション)…企業の基本姿勢となる【経営理念】と言われるもの。
            企業の永続的な目的を示すもの。(永続性が必要)
Vision(ビジョン)…事業方針や5年~10年のスパンの企業の姿を明示。
          事業軸で目指す競争優位性を示すもの。(実現性が必要)

ミッションには企業の継続性を担保するための、永続的な目的が求められるのに対して、ビジョンは企業を支援する関係者(お客様・社員・取引先・経営者・金融機関など)が賛同したくなる実現可能性とともに、【達成した時のワクワク感】が求められます!

成長のポイントは【ワクワクするビジョンから事業はスタートさせる!】

創業の時、新規事業立ち上げの時、事業承継の時…さまざまなスタートのタイミングでワクワクする未来が見えてこそ、人もお金も集まってくる!
ミッション・ビジョンで事業の成否が決まることも…。

社長!本当に経営、できていますか?

この記事を執筆したのはです
栃倉 恒敬(Tsunetaka Tochikura)
(株)横浜総合マネジメント
代表取締役
上級経営会計専門家
大学卒業後、大手食品会社にて製造から物流、企画、営業までを経験。28歳で財務会計知識の習得を目指し泉会計事務所(税理士法人横浜総合事務所)に入社。2008年㈱横浜総合マネジメントを社内起業にて設立。中小企業の成長、発展を支援するため経営計画の立案、運用を中心とする経営コンサルティング(未来会計)に従事し、2021年より代表取締役に就任。 新規事業立ち上げと、実家の家業を自ら事業承継したリアルな経験を活かし、お客様に寄り添う伴走型のコンサルティグを得意としています。 県内の同業と連携する(株)未来会計コンサルティングの役員など、顧問先の外部CFOも歴任。
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