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Column

2024.05.21

予算管理のススメ!

この記事のポイント
  • 予算管理の重要性が理解できます。

成功への道しるべ!

前回、会社の現状を把握するために、「決算書で『今』を知る!」ことの重要性について書かせていただきました。今回は、軸足を未来に移して、会社が成長するために必要な財務的な健全性の確保や戦略的な目標を達成するための取り組みについて、『予算管理』の観点からその重要性について考えてみたいと思います。

「予算管理」は「経営管理」の一つ!

予算とは一般的に「売上予算」「原価予算」「経費予算」「利益予算」があります。
経営管理は経営資源であるヒト・モノ・カネ・情報などを目標達成のために統合していくことをいいます。例えば、生産管理・販売管理・人事管理・財務管理などが挙げられます。他方、予算管理は売上予算管理や利益予算管理といった数値目標の管理であり経営管理の一つです。

◆経営管理に含まれる要素
  • 生産管理
    製品の製造・生産について品質・コスト、納期までの一連の工程を管理すること。
  • 販売管理
    商品の仕入や在庫から顧客や請求までの販売活動にかかる工程を管理すること。
  • 人事管理
    採用から退職までの間に生じる人事考課や育成・研修などを管理すること。
  • 財務管理(予算管理)
    売上・利益計画、財務分析、資金繰りなどを通して資金・資産・利益などを管理すること。
◆予算管理に含まれる要素
  • 売上予算
    単価×数量。市場や業界動向の変化にともない、常に見直しを行い、戦略・戦術を検討します。
  • 原価予算
    売上に連動して増減する為、売上同様、常に見直しを行い、原価率(変動費率)を把握し、改善策などを検討します。
  • 経費予算
    売上の増減に影響されにくい経費(固定費)は、比較的管理が容易かもしれませんが、採用費や広告費などの支出は管理が必要です。
  • 利益予算
    どのように利益が確保されたのか、収益構造を把握し改善策を検討することが大切です。

ここまで、「予算管理」について述べてきましたが、「予算管理」と「予実対比」は同義語であるといえます。予算管理は、経営管理の中でも重要性の高いものであるため、予算と実績の対比もPDCAサイクル(「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Action(改善)」を継続的に回していくことが大切です。なお、実績を把握するためには、毎月の月次試算表を作成することが必須になります。

5年後のあるべき姿へのステップ

会社経営の中で、継続的に予算管理を行うことで、 ①数値目標の達成、②将来の不確実性への備え、③資金準備など多くの利点が生まれる可能性があります。

横浜総合事務所では、『予算管理』を通して中小企業の「ビジョン実現」をサポートしています。

社長!!一緒に『予算管理』に取り組んでみませんか?

この記事を執筆したのはです
今井 崇智(Takatoshi Imai)
Team戦略経営支援
マネージャー
税理士・CFP
大学卒業後、会計事務所・航空機部品を扱う商社勤務を経て、2007年に税理士法人横浜総合事務所に入社。以来、「100%真っすぐ誠実に」をモットーとして税務会計をベースに個人事業主・中小企業の経営支援に従事。経営者の「想い」を「見える化」し「実現」していくために経営計画策定支援にも力を入れています。変化の激しい時代においても中小企業の発展のために精進して参ります。
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