分析フレームを知る!(3Ⅽ分析)
経営コンサルタントを名乗る実務のたたき上げ中年オヤジ(50歳)が、経営の原理原則を学ぶべくMBA(大学院)に通うことを決意し、日々の学びと気づきを不定期でつぶやきます。
- MBA(経営学修士)での学びを手軽に追体験できます。
第五回目のテーマは…分析フレームを知る!3C分析
前回のコラムでは経営全体のフレーム(流れ)をお伝えするとともに、原点となるミッション・ビジョンについて記載させていただきました。
経営は、ワクワクするビジョンからスタートする!
私の学ぶMBAでは、ES(顧客満足)・CS(従業員満足)も大切ですが、経営者の役割が大きい中小企業こそ、経営者の満足(プレジデント・サティスファクション)を意識することで、より経営効率の高い組織が実現できるといわれています。
今回から数回にわたって、会社のミッション・ビジョンから具体的戦略を立案するために実施する、定性分析についてお伝えしたいと思います。
分析の種類には代表的なものとして、SWOT分析・PEST分析・5フォース分析・バリューチェーン分析・VRIO分析・4P分析など目的によってさまざまあります。(次回以降の解説)
どれか一つの手法に決めるより、適切に組み合わせることが重要で、分析とは…【正しく現状を知る!】ための手段といえます。
今回はスタートとして、【3C分析】について確認したいと思います。
3C分析の3Cとは…以下の頭文字を指した名称です。
①顧客 (Customer) |
【ターゲットとする市場の理解を深めることを目的に実施】
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②競合 (Competitor) |
【市場での競争状態を把握し、自社の競争優位性を見極めるため実施】
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③会社 (Company) |
【自社の現状を把握するため実施】
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上記の項目の中には、SWOTや5F、4Pなど、他の分析でも取り上げる項目があるように、顧客・競合・会社の3つの視点で分析をスタートする点では、基礎的イメージもありますがシンプルな構造だからこそ、奥深さのある分析手法といえます。
3C分析実施のポイントは…正しいデータの活用と定期的な見直し!
どんな分析手法にもいえることですが、分析をする際に重要なのは、その元データの信憑性と最新情報を反映させること…。
間違ったデータや古い情報で分析しては、間違った戦略にたどり着くはず。
ここからは私の個人的意見ではありますが…頻度を意識することが大切。
上記の分析は机に座り特別な時間をとらなくても、移動中や食事中など、何気ない日常の中で常に意識(究極は無意識)しながら、お客様の事、競合の動き、自社のことを考え続けることが重要であり、気になったことはメモを残すこと!
私の知る【できる社長】は、皆普段から3Cの視点で世の中を見て分析しており、できない経営者は…その時(計画立案時期)だけ考えようとする傾向が…・・・。
社長!本当に経営、できていますか?